判旨
上告理由として主張された理由の食い違いや法令の違背について、原判決に特段の不備は認められないとして、上告を棄却した。
問題の所在(論点)
原判決に、上告理由となる「理由の食い違い」や「判決に影響を及ぼす明らかな法令の違背」が認められるか。
規範
民事訴訟法上の上告理由の存否については、原判決に理由の矛盾(理由の食い違い)や、判決に影響を及ぼすことが明らかな法令の違背があるか否かによって判断される。
重要事実
上告人が、原判決には理由の食い違いや法令の違背があるとして、民事訴訟法(当時の401条等)に基づき上告を提起した事案である。具体的な事件の背景や紛争の内容については、判決文からは不明である。
あてはめ
最高裁判所は、原判決を精査した結果、主張されたような理由の食い違いは認められないと判断した。また、その他の上告理由についても、原判決に影響を及ぼすことが明らかな法令の違背を主張するものとは認められないと評価した。
結論
上告を棄却する。上告費用は上告人の負担とする。
実務上の射程
本判決自体は極めて簡潔な棄却判決であり、具体的な法理を判示したものではない。実務上は、上告理由が基礎を欠く場合に、具体的な事情の適示なく棄却される典型的な処理例として参照されるにとどまる。
事件番号: 昭和31(オ)289 / 裁判年月日: 昭和31年9月28日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】上告理由が原審の適法な事実認定を非難するものにすぎない場合、民事訴訟法上の適法な上告理由には当たらない。 第1 事案の概要:上告人らが原審の事実認定を不服として上告を提起したが、上告理由の内容は、原審の証拠評価や事実認定のプロセスに対する非難を主とするものであった。 第2 問題の所在(論点):事実…
事件番号: 昭和28(オ)633 / 裁判年月日: 昭和28年10月1日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】上告理由が更正決定によるべき事項や事実認定の非難にすぎず、法令の解釈に関する重要な主張を含まない場合、上告は棄却される。 第1 事案の概要:上告人は、原判決の不服を申し立てて上告したが、その主張内容は更正決定によって解決されるべき事項、または原審の事実認定を非難するものであった。 第2 問題の所在…
事件番号: 昭和30(オ)28 / 裁判年月日: 昭和30年6月30日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】事実誤認の主張や、原審で主張しなかった新たな事項、および原審の自由裁量に属する証拠の評価(採証)への不服は、いずれも適法な上告理由にはならない。 第1 事案の概要:上告人は、原判決には事実誤認があること、および原審で主張していなかった新たな事項を主張し、さらに原審における証拠の採用・評価が経験則に…
事件番号: 昭和25(オ)66 / 裁判年月日: 昭和27年5月27日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】事実認定の矛盾を理由とする判決理由の齟齬の主張に対し、原審が認定した事実は相互に矛盾せず同時に認定可能であるとして、上告を棄却した判例である。 第1 事案の概要:上告人は、原審が認定した各事実が相互に相容れないものであると主張し、そのような矛盾する事実を同時に認定した原判決には理由の齟齬があるとし…
事件番号: 昭和31(オ)967 / 裁判年月日: 昭和32年10月25日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】上告理由が原審の適法な事実認定を争うにすぎない場合、原判決に影響を及ぼす明らかな法令の違背があるとは認められないため、上告は棄却される。 第1 事案の概要:上告人らが原審による事実認定の不当を主張して上告を提起したが、その主張は原審の適法な事実認定を争うにとどまるものであった。 第2 問題の所在(…