判旨
民事上告事件において、上告理由が特例法1号乃至3号に該当せず、かつ法令の解釈に関する重要な主張を含まない場合には、上告が棄却される。
問題の所在(論点)
上告人の主張(論旨)が、民事上告事件の審判の特例に関する法律(昭和25年法律第138号)1号乃至3号のいずれかに該当するか、あるいは法令の解釈に関する重要な主張を含むといえるか。
規範
「最高裁判所における民事上告事件の審判の特例に関する法律」(昭和25年法律第138号)1号乃至3号のいずれにも該当せず、かつ法令の解釈に関する重要な主張を含まない場合には、上告の理由がないものとして棄却の対象となる。
重要事実
本件において上告人が提出した論旨について、最高裁判所は、当時の民事上告事件の審判の特例に関する法律に基づく適法な上告理由を備えているか否かを検討した。
あてはめ
上告人の論旨は、同特例法1号から3号のいずれの事由にも該当しない。また、同法が規定する「法令の解釈に関する重要な主張」を含むものとも認められない。したがって、適法な上告理由を欠くものと判断される。
結論
本件上告を棄却し、上告費用は上告人の負担とする。
実務上の射程
本判決は、当時の特例法下における上告受理・棄却の形式的な判断枠組みを示すものであるが、判決文が極めて簡略であるため、具体的な事実関係や法理の射程を導き出すことは困難である。司法試験の答案作成においては、上告理由の適格性に関する形式的記載の例として参照されるに留まる。
事件番号: 昭和28(オ)476 / 裁判年月日: 昭和28年11月26日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】最高裁判所における民事上告事件の審判の特例に関する法律所定の上告理由に該当せず、かつ法令の解釈に関する重要な事項を含まない上告は、棄却されるべきである。 第1 事案の概要:上告人が、原判決に対して上告を提起した事案である。上告人は、事実誤認および単なる法令違反を主張の根拠としていた。判決文からは具…
事件番号: 昭和26(オ)269 / 裁判年月日: 昭和26年12月21日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】最高裁判所における民事上告事件の審判の特例に関する法律に基づき、上告理由が法令の解釈に関する重要な事項を含まない場合には、上告を棄却すべきである。 第1 事案の概要:上告人が提起した上告理由が、当時の特例法1条1号から3号までのいずれにも該当せず、かつ法令の解釈に関する重要な主張を含んでいるか否か…
事件番号: 昭和26(オ)27 / 裁判年月日: 昭和28年9月22日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】上告理由が「最高裁判所における民事上告事件の審判の特例に関する法律」等の各号に該当せず、法令の解釈に関する重要な主張も含まない場合は、上告を棄却すべきである。 第1 事案の概要:本件の上告人が主張する上告理由は、当時の「最高裁判所における民事上告事件の審判の特例に関する法律」1条1号から3号までの…
事件番号: 昭和27(オ)1125 / 裁判年月日: 昭和29年2月5日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】上告理由が「民事上告事件の審判の特例に関する法律」所定の事由に該当せず、かつ法令の解釈に関する重要な主張を含まない場合、上告は棄却される。 第1 事案の概要:上告人が最高裁判所に対し上告を提起したが、その上告理由(論旨)が、当時の「民事上告事件の審判の特例に関する法律」1条1号から3号までのいずれ…
事件番号: 昭和26(オ)181 / 裁判年月日: 昭和26年8月17日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】最高裁判所における民事上告事件の審判の特例に関する法律所定の上告理由に該当せず、かつ法令の解釈に関する重要な主張も含まない場合、上告は棄却される。 第1 事案の概要:上告人が提起した民事上告事件において、その上告理由の当否が争われた。判決文からは具体的な原因事実や争点となった実体法上の権利関係につ…