判旨
最高裁判所における民事上告事件の審判の特例に関する法律所定の上告理由に該当せず、かつ法令の解釈に関する重要な事項を含まない上告は、棄却されるべきである。
問題の所在(論点)
上告人の主張(事実誤認、単なる法令違反)が、「最高裁判所における民事上告事件の審判の特例に関する法律」に定める上告理由、または「法令の解釈に関する重要な主張」に該当するか。
規範
民事上告事件において、上告理由が「最高裁判所における民事上告事件の審判の特例に関する法律」1号から3号のいずれにも該当せず、かつ「法令の解釈に関する重要な事項を含む」ものと認められない場合には、上告を棄却する。
重要事実
上告人が、原判決に対して上告を提起した事案である。上告人は、事実誤認および単なる法令違反を主張の根拠としていた。判決文からは具体的な事件の背景事実は不明である。
あてはめ
上告人の主張は、本質的に事実誤認および単なる法令違反を指摘するにとどまる。これは同特例法1号ないし3号の規定する事由のいずれにも当たらない。また、当該主張の中に、最高裁判所が判断すべき「法令の解釈に関する重要な事項」が含まれているとは認められない。
結論
本件上告を棄却し、上告費用は上告人の負担とする。
実務上の射程
最高裁への上告において、単なる事実誤認や具体的な法令適用違背の主張だけでは、適法な上告理由として認められないことを示す。答案上は、民事訴訟法上の上告制限や、最高裁の役割(法律審)を論じる際の補足的根拠として活用できる。
事件番号: 昭和26(オ)549 / 裁判年月日: 昭和28年7月22日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】民事上告事件において、上告理由が特例法1号乃至3号に該当せず、かつ法令の解釈に関する重要な主張を含まない場合には、上告が棄却される。 第1 事案の概要:本件において上告人が提出した論旨について、最高裁判所は、当時の民事上告事件の審判の特例に関する法律に基づく適法な上告理由を備えているか否かを検討し…
事件番号: 昭和26(オ)830 / 裁判年月日: 昭和28年11月19日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】上告理由が単なる訴訟法違反や事実誤認の主張に留まり、法令の解釈に関する重要な事項を含まない場合、上告は棄却される。 第1 事案の概要:上告人が提起した本件上告において、その論旨の内容が、原審における手続上の不備を指摘する訴訟法違反や、認定された事実に疑義を呈する事実誤認の主張に終始していた事案であ…
事件番号: 昭和26(オ)14 / 裁判年月日: 昭和26年12月21日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】最高裁判所における民事上告事件の特例に関する法律に基づく上告理由のいずれにも該当せず、かつ法令の解釈に関する重要な主張を含まない場合には、上告は棄却される。 第1 事案の概要:上告人が民事事件について上告を提起したが、その主張内容は上記特例法に定める各号の事由に該当するか、あるいは重要な法令解釈の…
事件番号: 昭和26(オ)181 / 裁判年月日: 昭和26年8月17日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】最高裁判所における民事上告事件の審判の特例に関する法律所定の上告理由に該当せず、かつ法令の解釈に関する重要な主張も含まない場合、上告は棄却される。 第1 事案の概要:上告人が提起した民事上告事件において、その上告理由の当否が争われた。判決文からは具体的な原因事実や争点となった実体法上の権利関係につ…
事件番号: 昭和26(オ)519 / 裁判年月日: 昭和26年12月21日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】最高裁判所における民事上告事件の審判の特例に関する法律に基づき、上告理由が法令の解釈に関する重要な主張を含まないと判断される場合、上告は棄却される。 第1 事案の概要:上告人が提起した本件上告について、最高裁判所がその上告理由の内容を審査した事案である。 第2 問題の所在(論点):上告人の主張が、…