判旨
上告理由が単なる訴訟法違反や事実誤認の主張に留まり、法令の解釈に関する重要な事項を含まない場合、上告は棄却される。
問題の所在(論点)
上告理由が、民事上告事件の審判の特例に関する法律に定める上告受理の要件、特に「法令の解釈に関する重要な主張を含む」ものに該当するか否か。
規範
最高裁判所における民事上告事件の審判の特例に関する法律(昭和25年法律第138号)に基づき、上告理由が同法1号から3号のいずれにも該当せず、かつ「法令の解釈に関する重要な主張を含む」ものと認められない場合には、上告を棄却する。
重要事実
上告人が提起した本件上告において、その論旨の内容が、原審における手続上の不備を指摘する訴訟法違反や、認定された事実に疑義を呈する事実誤認の主張に終始していた事案である。
あてはめ
上告人の主張は、単なる訴訟法違反や事実誤認をいうものであって、法令の一般的な解釈指針を示すような重要な論点を含んでいない。したがって、同特例法上の上告維持要件を満たさないと評価される。
結論
本件上告は棄却される。
実務上の射程
上告審において「法令の解釈に関する重要な主張」がないとされる場合の定型的な棄却判決の形式であり、事実誤認や単なる手続違反のみを理由とする上告が排斥される実務上の運用を示す。
事件番号: 昭和27(オ)1239 / 裁判年月日: 昭和29年3月18日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】民事上告事件の審判の特例に関する法律の適用に関し、上告理由が事実誤認や単なる訴訟法違反にすぎない場合は、上告棄却の対象となる。 第1 事案の概要:上告人が提起した本件上告について、その論旨の内容が検討された結果、事実誤認および単なる訴訟法違反の主張に留まるものであった。 第2 問題の所在(論点):…
事件番号: 昭和26(オ)181 / 裁判年月日: 昭和26年8月17日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】最高裁判所における民事上告事件の審判の特例に関する法律所定の上告理由に該当せず、かつ法令の解釈に関する重要な主張も含まない場合、上告は棄却される。 第1 事案の概要:上告人が提起した民事上告事件において、その上告理由の当否が争われた。判決文からは具体的な原因事実や争点となった実体法上の権利関係につ…
事件番号: 昭和28(オ)476 / 裁判年月日: 昭和28年11月26日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】最高裁判所における民事上告事件の審判の特例に関する法律所定の上告理由に該当せず、かつ法令の解釈に関する重要な事項を含まない上告は、棄却されるべきである。 第1 事案の概要:上告人が、原判決に対して上告を提起した事案である。上告人は、事実誤認および単なる法令違反を主張の根拠としていた。判決文からは具…
事件番号: 昭和27(オ)850 / 裁判年月日: 昭和29年2月12日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】本件上告は、最高裁判所における民事上告事件の審判の特例に関する法律の定める上告理由のいずれにも該当せず、法令の解釈に関する重要な主張も含まないため、棄却されるべきである。 第1 事案の概要:上告人は、原判決を不服として上告を申し立てたが、提出された論旨の内容が上記特例法に定める要件を満たしているか…
事件番号: 昭和26(オ)563 / 裁判年月日: 昭和27年5月1日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】民事上告事件の審判の特例に関する法律所定の上告理由に該当せず、かつ法令の解釈に関する重要な主張も含まない場合、上告は棄却される。 第1 事案の概要:上告人が、原審の判断に不服があるとして最高裁判所に上告を提起したが、上告理由として主張された内容の具体的事実は判決文からは不明である。 第2 問題の所…