判旨
判決に訂正すべき事由が認められない場合には、刑事訴訟法417条1項に基づき、判決訂正の申立てを棄却すべきである。
問題の所在(論点)
刑事訴訟法415条に基づく判決訂正の申立てについて、判決を訂正すべき事由の存否が争われた。
規範
最高裁判所は、判決の内容に誤りがあることを発見したときは、申立てにより又は職権で判決を訂正することができる(刑事訴訟法415条1項)。もっとも、当該判決に訂正すべき事由(法令の解釈・適用の誤り、事実誤認等)が認められない場合には、申立てを棄却しなければならない(同法417条1項)。
重要事実
被告人(申立人)は、昭和25年(あ)第3407号強盗殺人被告事件について、昭和26年7月5日に最高裁判所が言い渡した判決に対し、判決訂正の申立てを行った。当該判決の内容および申立てに至った具体的な不服理由は、判決文からは不明である。
あてはめ
最高裁判所は、昭和26年7月5日に言い渡された判決の記録を精査した結果、当該判決を訂正すべき事由は認められないと判断した。具体的な判断プロセスや訂正事由の有無に関する詳細な理由は、判決文からは不明であるが、全裁判官一致の結論として訂正の必要性を否定した。
結論
本件判決訂正の申立てを棄却する。
実務上の射程
最高裁判決に対する判決訂正の手続(刑訴法415条以下)において、実体的な訂正事由がない場合の処理(棄却決定)を定めた実務上の確認例である。答案上は、判決の確定を妨げる特別の救済手段としての性質を理解する際の参考となるが、本判決自体は具体的な訂正事由の解釈を示したものではない。
事件番号: 昭和28(す)246 / 裁判年月日: 昭和28年7月8日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】上告棄却の決定に対して判決訂正の申立てをすることは、刑事訴訟法417条1項の類推適用等によっても認められず、理由がないものとして棄却される。 第1 事案の概要:申立人は、最高裁判所による上告棄却の決定に対し、「決定に対する異議申立書」と題する書面を提出した。その実質的内容は、当該上告棄却決定の訂正…
事件番号: 昭和28(す)244 / 裁判年月日: 昭和28年7月8日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】最高裁判所の上告棄却決定に対して判決の訂正を申し立てることは、刑事訴訟法415条1項の「判決」には当たらないため、同法417条1項に基づき認められない。 第1 事案の概要:申立人は、最高裁判所が行った上告棄却の決定に対し、「決定に対する異議申立書」という標題の書面を提出した。その実質的な内容は、当…
事件番号: 昭和26(す)268 / 裁判年月日: 昭和26年9月11日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】判決訂正の申立において、申立人がその理由を何ら示さない場合には、刑事訴訟法417条により申立を棄却すべきである。 第1 事案の概要:横領、銃砲等所持禁止令違反の被告事件に関し、昭和26年7月10日に下された最高裁判所の決定に対し、被告人および弁護人が判決訂正の申立を行った。しかし、申立人らは当該申…
事件番号: 昭和53(す)183 / 裁判年月日: 昭和53年9月11日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】刑事訴訟法414条および386条1項3号に基づき上告を棄却した最高裁判所の決定に対しては、判決の訂正の申立をすることはできない。 第1 事案の概要:被告人が最高裁判所に対し上告を提起したが、最高裁判所は刑訴法414条、386条1項3号(上告趣意書の提出遅延等)に基づき、決定をもって上告を棄却した。…
事件番号: 昭和26(す)231 / 裁判年月日: 昭和26年7月23日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】最高裁判所が言い渡した決定に対し、決定訂正の申立がなされた場合であっても、訂正すべき事由が認められないときは棄却される。 第1 事案の概要:昭和25年(あ)第2758号麻薬取締法違反被告事件について、昭和26年6月28日に最高裁判所が下した決定に対し、被告人側から決定訂正の申立がなされた。 第2 …