上告棄却決定が被告人死亡により取消された事例
刑訴法339条1項4号,刑訴法385条2項,刑訴法428条2項,刑訴法428条3項,刑訴法426条2項
判旨
刑事被告人が死亡した場合には、刑事訴訟法に基づき、裁判所は決定をもって公訴を棄却しなければならない。
問題の所在(論点)
刑事訴訟の係属中に被告人が死亡した場合における、裁判所の取るべき手続的措置(公訴棄却の要否)。
規範
刑事訴訟法339条1項4号、404条、414条に基づき、被告人が死亡したときは、決定で公訴を棄却する。
重要事実
被告人に対する刑事裁判の継続中において、被告人は昭和52年1月24日に死亡した。この事実は、同年2月4日付の東京都板橋区長による登録済証明書によって確認された。
あてはめ
本件において、被告人は昭和52年1月24日に死亡しており、その事実は公的な登録済証明書により明白である。被告人の死亡は刑事訴訟法339条1項4号の「被告人が死亡し、又は被告人である法人が消滅したとき」に該当するため、同条に基づき本件公訴を棄却するのが相当である。
結論
事件番号: 昭和56(す)142 / 裁判年月日: 昭和56年10月8日 / 結論: その他
【結論(判旨の要点)】被告人が死亡したときは、刑事訴訟法339条1項4号に基づき、決定をもって公訴を棄却しなければならない。 第1 事案の概要:被告人に対し刑事裁判が継続していたところ、被告人は昭和56年9月17日午前0時3分に死亡した。この事実は、千葉県市川市長による戸籍抄本の記載によって証明された。当時、本件は最高…
被告人が死亡したため、原決定を取り消し、本件公訴を棄却する。
実務上の射程
訴訟条件(被告人の実在)が欠けた場合の形式裁判(決定による公訴棄却)の典型例。答案上は、被告人死亡等の事実があれば即座に刑事訴訟法339条1項4号を引用し、実体審理を打ち切る論理として用いる。
事件番号: 昭和62(す)80 / 裁判年月日: 昭和62年6月2日 / 結論: その他
【結論(判旨の要点)】被告人が死亡したことが戸籍謄本等により明らかとなった場合、裁判所は刑訴法339条1項4号に基づき、決定をもって公訴を棄却しなければならない。 第1 事案の概要:被告人が昭和62年4月3日に死亡した。この事実は、愛媛県西条市長が認証した被告人の戸籍謄本によって確認された。 第2 問題の所在(論点):…
事件番号: 平成1(す)22 / 裁判年月日: 平成元年3月13日 / 結論: その他
【結論(判旨の要点)】被告人が上告審において死亡した場合には、裁判所は決定をもって公訴を棄却しなければならない。 第1 事案の概要:被告人が平成元年2月16日に死亡したことが、村長認証の戸籍謄本によって確認された。本件は最高裁判所に係属中の事案であった。 第2 問題の所在(論点):上告審において被告人が死亡した場合の裁…
事件番号: 昭和51(す)254 / 裁判年月日: 昭和51年12月21日 / 結論: その他
【結論(判旨の要点)】上告棄却決定に対する異議申立中に被告人が死亡した場合、裁判所は刑訴法339条1項4号を準用し、公訴棄却の決定をすべきである。 第1 事案の概要:被告人Aに対する公職選挙法違反被告事件について、最高裁判所が昭和51年11月12日に上告棄却決定を下した。これに対し、申立人らから異議の申立てがなされ、事…
事件番号: 昭和49(す)127 / 裁判年月日: 昭和49年7月18日 / 結論: その他
【結論(判旨の要点)】刑事訴訟において被告人が死亡したことが戸籍謄本等により明らかとなった場合、裁判所は刑事訴訟法に基づき公訴を棄却しなければならない。 第1 事案の概要:被告人が昭和49年5月14日に死亡した。この事実は、昭和49年6月13日付の秋田市長の認証に係る被告人の戸籍謄本によって確認された。検察官は、被告人…