判旨
民事上告事件において、上告理由が審判の特例に関する法律の各号に該当せず、かつ法令の解釈に関する重要な主張を含まない場合には、上告を棄却すべきである。
問題の所在(論点)
民事上告において、上告理由が「最高裁判所における民事上告事件の審判の特例に関する法律」1条1号ないし3号、および「法令の解釈に関する重要な主張を含む」ものという要件を充たすか。
規範
「最高裁判所における民事上告事件の審判の特例に関する法律」1条各号のいずれにも該当せず、かつ「法令の解釈に関する重要な主張を含む」ものと認められない場合には、上告を棄却する(民訴法401条参照)。
重要事実
上告人が提起した民事上告事件において、上告理由として主張された内容が、大審院昭和15年10月15日判決等の先例に照らしても適切ではなく、特例法上の要件を欠いているか否かが争点となった事案である。
あてはめ
上告人が主張する論旨は、特例法1条1号ないし3号のいずれの事由にも該当しない。また、引用された判例は大審院昭和15年(オ)797号判決等であるが、本件には適切ではなく、本件論旨が「法令の解釈に関する重要な主張を含む」ものとは認められない。
結論
本件上告を棄却し、上告費用は上告人の負担とする。
実務上の射程
民事訴訟における最高裁への上告受理の要件判断に関する極めて形式的な運用を示す。特例法に基づく上告棄却の判断枠組みを確認する際に参照されるが、判決文が極めて短く、具体的な法的論点の深掘りには向かない。
事件番号: 昭和27(オ)609 / 裁判年月日: 昭和30年4月5日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】民事上告事件において、上告理由が特例法に定める上告理由のいずれにも該当せず、かつ法令の解釈に関する重要な主張を含まない場合には、上告を棄却すべきである。 第1 事案の概要:上告人は、本件土地が特別都市計画区域外の土地であると主張し、自身の賃借申出が有効であるとして争った。しかし、原審(および前審の…
事件番号: 昭和25(オ)367 / 裁判年月日: 昭和26年5月1日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】最高裁判所における民事上告事件の特例に関する法律に基づき、上告理由が同法1号から3号のいずれにも該当せず、かつ法令の解釈に関する重要な主張を含まない場合には、上告を棄却すべきである。 第1 事案の概要:上告人が提起した民事上告事件において、上告人が主張した論旨が、特例法上の法定上告理由(1号〜3号…
事件番号: 昭和26(オ)105 / 裁判年月日: 昭和28年5月12日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】民事上告事件において、上告理由が特例法の定める上告事由に該当せず、かつ法令の解釈に関する重要な事項を含まない場合には、上告を棄却すべきである。 第1 事案の概要:上告人は、原判決に対し上告を提起したが、その上告理由の構成において同特例法が定める各号の事由を主張した。しかし、上告人が援用した判例は本…
事件番号: 昭和27(オ)1008 / 裁判年月日: 昭和28年4月3日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】最高裁判所における民事上告事件の審判の特例に関する法律所定の上告理由に該当せず、かつ法令の解釈に関する重要な主張も含まない場合は、上告を棄却すべきである。 第1 事案の概要:上告人が提起した民事上告事件において、その上告理由の内容が検討された。なお、具体的な事案の詳細は判決文からは不明である。 第…
事件番号: 昭和25(オ)373 / 裁判年月日: 昭和26年2月16日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】上告理由が民事上告事件の特例等に関する法律に定める上告事由に該当せず、かつ法令の解釈に関する重要な主張を含まない場合には、実体判断を行うことなく上告を棄却すべきである。 第1 事案の概要:上告人が提起した民事上告事件において、上告人が主張した上告理由(論旨)の内容が審査の対象となった。詳細な事案の…