判旨
単なる量刑不当の主張は、刑事訴訟法(施行法等を含む)上の適法な上告理由には当たらない。
問題の所在(論点)
量刑不当の主張が、旧刑事訴訟法(および刑訴施行法)上の適法な上告理由となるか。
規範
上告審において適法な上告理由を構成するのは、憲法違反や判例違反などの法的瑕疵に限られる。単なる量刑不当の主張は、法律上の上告理由とは認められない。
重要事実
被告人の弁護人が、原判決の量刑が重すぎるとして上告を申し立てた事案である。判決文には具体的な犯罪事実や詳細な経緯については記載されていない。
あてはめ
弁護人の上告趣意を検討するに、その内容はすべて量刑不当を主張するものである。これは判例違反や憲法違反といった適法な上告理由に該当しないため、実質的な審理に入るまでもなく不適法な申し立てと解される。
結論
本件各上告を棄却する。
実務上の射程
実務上、量刑不当は刑事訴訟法405条の定める上告理由(憲法違反、判例違反)には含まれない。ただし、刑訴法411条2号(刑の量定が著しく不当であること)に基づき、職権で破棄される可能性は残されている。本判決は、当事者が権利として主張できる上告理由の限定性を示すものである。
事件番号: 昭和25(あ)3037 / 裁判年月日: 昭和26年6月28日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】単なる量刑不当の主張は、刑事訴訟法405条所定の上告理由には該当しない。 第1 事案の概要:被告人側が、原判決の量刑が不当であるとして上告を申し立てた事案。なお、具体的な事案の内容や量刑の詳細は判決文からは不明。 第2 問題の所在(論点):単なる量刑不当の主張は、刑事訴訟法405条の上告理由として…
事件番号: 昭和25(あ)3420 / 裁判年月日: 昭和26年11月8日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】単なる量刑不当の主張は、刑事訴訟法405条所定の上告理由に該当しない。 第1 事案の概要:上告人が、原判決の量刑が不当であるとして上告を申し立てた事案。なお、具体的な犯罪事実や第一審・控訴審の経緯、量刑の詳細は判決文からは不明。 第2 問題の所在(論点):量刑不当を理由とする上告が、刑事訴訟法40…
事件番号: 昭和25(あ)2349 / 裁判年月日: 昭和26年6月7日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】単なる量刑不当の主張は、刑事訴訟法405条所定の上告理由に該当せず、判決に刑罰の量定が著しく不当な誤りがあるとしても、同法411条を適用すべき特段の事情がない限り、上告は棄却される。 第1 事案の概要:被告人が、下級審の量刑を不服として最高裁判所に上告を提起した。弁護人は上告趣意書において、原判決…
事件番号: 昭和26(れ)26 / 裁判年月日: 昭和26年4月3日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】上告趣意が単なる量刑不当の主張に帰する場合、それは刑訴応急措置法13条2項に定める適法な上告理由には当たらない。 第1 事案の概要:被告人の弁護人が上告を申し立てたが、その趣旨は原判決における量刑が不当であるという点に集約されるものであった。 第2 問題の所在(論点):単なる量刑不当の主張が、刑訴…
事件番号: 昭和25(れ)1141 / 裁判年月日: 昭和25年11月2日 / 結論: 棄却
【結論(判旨の要点)】単に刑の減軽を求めるだけの「御寛大な判決を求める」という主張は、法律審である上告審における適法な上告理由には当たらない。 第1 事案の概要:被告人の弁護人が、上告審において「御寛大な判決を求める」旨の上告趣意を提出した事案である。 第2 問題の所在(論点):「御寛大な判決を求める」という趣旨の主張…