判例学習で差をつける!司法試験・予備試験合格のための読み方とメモ術
判例を読んでも得点につながらない人向けに、判例メモの作り方をテンプレート形式で整理します。事案、論点、規範、あてはめ、使いどころまで一枚で残す方法です。
この記事でわかること
- 判例メモに最低限入れる項目
- 論文・短答の両方で使いやすい残し方
- 復習しやすい判例ノートの回し方
判例学習で点差がつくのは、読む量だけではなく、あとで使える形で残しているかです。判例を読んだ直後は理解したつもりでも、復習時に「結局どこが重要だったのか」が見えないと、短答でも論文でも使いにくくなります。
そこでおすすめなのが、1判例を1枚で見返せるメモにすることです。この記事では、司法試験・予備試験向けに、判例メモへ最低限入れる項目と、復習で回しやすい残し方をテンプレート形式で整理します。
判例メモに入れる5項目
判例メモは、次の5項目で十分です。
- 事案
- 論点
- 規範
- あてはめ
- 使いどころ
この5つに絞ると、読んだ直後の整理と、後日の復習がどちらもやりやすくなります。
そのまま使える判例メモのテンプレート
以下の形で残すと、短答にも論文にも使いやすくなります。
| 項目 | 書く内容 | 目安 | | --- | --- | --- | | 事案 | 何が起きたかを2〜3行で整理 | 長く書きすぎない | | 論点 | その判例で争われた法的問題 | 1文で書ける形にする | | 規範 | 裁判所が示した判断基準 | 自分の言葉で短く要約 | | あてはめ | どの事実を重視して結論に至ったか | 重要事実を2〜3点 | | 使いどころ | どの科目、どの論点、どの問題で使うか | 過去問や答案とつなぐ |
各項目の書き方
事案
事案は、あとで思い出すためのフックです。細部を全部書く必要はありません。誰が、何をめぐって、何が問題になったかがわかる程度で十分です。
論点
論点は「何が争われたか」を一文で言える形にします。ここが曖昧だと、どの判例をどこで使うかが見えにくくなります。
規範
規範は、答案に使える粒度で残します。判旨を丸写しするより、自分が答案で書ける長さに変換しておくほうが有効です。
あてはめ
どの事実が結論を左右したかを短く整理します。論文式ではこの部分の理解が浅いと、判例を知っていても使いこなせません。
使いどころ
「民法のこの論点で使う」「短答のこの分野でよく出る」「この過去問とセットで見る」と書いておくと、復習で戻りやすくなります。
悪いメモと良いメモの違い
悪いメモ
- 判旨を長く写しているだけ
- どこが論点か分からない
- どの事実が重要か残っていない
- 復習時に読む負担が大きい
良いメモ
- 一目で論点が分かる
- 規範が短く整理されている
- あてはめの核となる事実が残っている
- どこで使うかまで書いてある
復習で回るメモにするコツ
1. 1判例を長くしすぎない
1判例に時間をかけすぎると、メモを作ること自体が目的になります。復習で回るサイズに抑えることが重要です。
2. 過去問とセットで保存する
「この判例はこの年度の問題で使った」と残しておくと、知識と問題がつながります。
3. 週1回は見直す
作って終わりにせず、見返す日を決めておきましょう。短答前は結論と射程、論文前は規範とあてはめ中心に見ると効率的です。
短答と論文での使い分け
短答では、結論、射程、似た判例との違いが重要です。
論文では、規範とあてはめ、どの事実を重視するかが重要です。
1つのメモでも、見る場所を変えれば両方に対応できます。
まとめ
判例メモは、詳しさより再利用しやすさが重要です。事案、論点、規範、あてはめ、使いどころの5項目で整理すれば、短答にも論文にもつながる判例ノートになります。
判例の読み方そのものを深めたい場合は、司法試験・予備試験で得点する!判例学習の効果的な読み方とメモ術もあわせて読むと、読む段階と残す段階をつなげやすくなります。
よくある質問
判例メモは長く詳しく書いたほうがよいですか。
長すぎると復習で回らなくなります。事案、論点、規範、あてはめ、使いどころの5項目に絞り、1判例を短時間で見返せる形にするのがおすすめです。
判例集に直接書き込む方法とノートにまとめる方法はどちらがよいですか。
どちらでも構いませんが、後から検索しやすく、繰り返し見返せる形が重要です。自分が復習で回しやすい方法を優先してください。
短答対策でも判例メモは必要ですか。
必要です。短答では結論や射程の確認、論文では規範とあてはめの理解に使えるため、1つのメモを両方に生かせます。
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